PCからビープ音!?その原因と対処法

2023年8月24日

こんにちは!

今回はパソコンが故障した時に鳴るビープ音についてお話したいと思います!

ビープ音がなる原理は?

ビープ音はBIOSがパソコンの中の起動に関する部分にトラブルを見つけた時に鳴る警告音です。

BIOSとはデスクトップやノート問わず全てのパソコンに搭載されている「PCの周辺装置との入出力を制御するプログラム」です!システムを初期化したりOSを呼び出したりと非常に重要な役割を担っているプログラムなんです。

そもそもビープ音とは?

簡単に書くと電子機器がユーザーになにかを知らせる為の音です。

シンプルな電子回路で出せる音なのでパソコンに限らずいろんなものに登載されています。

パソコンの場合は起動できない異常がある時に鳴るようになっています。(機種によっては正常に起動する時に鳴るものもあります。)

異常が発生しているときの主なビープ音

長く1回→正常に起動している。

普段通りパソコンが使えます。

長く2回→POSTエラー

これはBIOSの情報を記録しているメモリになんらかの異常が起きてる時に鳴ります。

BIOSを初期化すれば直る場合がほとんどです。画面操作が可能でしたら当店での修理も可能です!

短く1~3回→メモリエラー

パソコンに刺さっているメモリの接触不良かメモリが損傷している場合が考えられます。

メモリを新品に交換するか挿し直すと直る場合があります。

正確には1回の場合は「DRAMリフレッシュエラー」、2回の場合は「DRAMパリティエラー」、3回の場合はは「DRAMエラー」というメッセージになります。直る可能性が高いのは1回で一番直りにくいのは3回です。

短く4回→システムタイマーエラー

パソコンのマザーボードというところに入っている時計がエラーを起こしている状態です。マザーボードとちゃんと接続されていなかったりするとこのエラーが起きます。

場合によっては丸々マザーボードを交換しないといけません。

短く5回→プロセッサエラー

PCの脳の部分のCPUに異常が起きているとこのエラーが起こりがちです。CPUの接触不良、破損、異物混入、過度の発熱などが原因です。

またはCPUを繋ぐマザーボードの故障も考えられます。

短く6回→Gate A20エラー

なにやら難しそうなエラーですが要するに「メモリとかCPUとかいろんなところからエラーが出てる」ということです。

具体的に症状を見つけて対処する必要がありますがこれまでに書いた対処法を試してからパソコンを分解して掃除すれば直る場合もあります。大体は長年使っていて埃やごみが溜まっていることがほとんどです。

短く7回→プロセッサの例外割り込みエラー

これまた難しいですが簡単に説明すると「CPUとマザーボードの回路にエラーが起きてる」ということになります。物理的な損傷というよりもシステム上でのエラーの時に鳴ります。

これもマザーボードの交換かCPUの交換、接続のし直しで直ることがあります。

短く8回→ビデオカードメモリエラー

これはビデオカードやビデオメモリに不具合が出ているときに鳴るエラーです。ビデオカードまたはビデオメモリの接触不良、破損が考えられます。交換か接続のし直しが必要です。

短く9回→ROMサムチェックエラー

ROMサムチェックとはシステムに不具合がないか確認する機能です。ここでエラーが見つかるとこのビープ音が鳴ります。これもBIOSの問題かマザーボードの故障なので交換か初期化が必要になってきます。

短く10回→CMOSの読み込み、書き込みエラー

CMOSとはBIOSの情報を書き込むメモリのことです。これはBIOSの初期化かマザーボードについてる電池を交換すれば直ります。ほとんどないですが万が一マザーボードと電池を繋ぐところが破損していたりするとマザーボードごと交換になってしまいます。

※ここに記載してあるのは主な例でメーカーによっては独自のビープ音のパターンを持っているところもあります。

まとめ

ビープ音は何が原因で起動しないのかを判断する為に非常に重要な手がかりになります。音の長短をしっかり聞き分けて判断するようにしましょう。

またマザーボード交換などの大掛かりな修理は知識が無いとなかなか難しいです。

そういった場合はぜひリンゴ屋栃木宇都宮店にお持ちください!

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